中古ドメインとは
ドメインはホームページを持つ人、団体の世界で、それを表す一つの名前やIDのようなものです。会社の名前をドメインを取得してから決めるくらいの重要性を持つこともあります。ドメイン名取得は早い者勝ち...誰かが先に取得していたら、当然ですがそのドメインは取得できません。まず手に入らないと思ったほうがよいでしょう。しかしドメイン更新を怠ったり、企業が倒産したり、ホームページが不要になったなら、そこで使われていたドメインは所有者不在のフリーな状態になることがほとんどです。
使われ続けてきたドメインはおそらく多くのサイトからリンクを張ってもらい、それなりの上位表示もしていた可能性もあり、またフリーとなったその時でもページの表示はできないものの、リンク先などとしてインターネット上では当面は存在しているかのようになっています。
オールドドメインのSEO上の効果(ドメインエイジの評価・運用履歴で上位表示に効果がある...など)の是非は別な話として、折角使われてきて元の持ち主のページであってもインデックスされ、被リンクのついた、あるいはページランクの付いたドメインを放置しておくのはもったいない話です。
使われなくなった中古ドメインを探して自分のものにするというスタイルが、新しくサイトを作ったりする際には非常に有利になることがあります。すでにアメリカなどインターネットの先進国では、中古ドメインを取得してそれを非常に高価な値段で再販売している業者が多数あります。
有利な点で明確なのは、ドメインエイジ(ドメイン年齢)のフィルタにかからないという点です。スパムサイトが上位に入らない様に、検索エンジン側で真新しいドメインはすぐには上位表示させないアルゴリズムが採用されているというのが一般的な見方になっています。またもう一つ有利な点は前述のリンクの残存によって、クローラーが来やすい、被リンクがすでに得られている場合が多いという状況にあること、つまり検索結果への反映が早い、上位表示の可能性が高ということです。取得前、つまり所有者不在の状態では被リンクが確認できなくても、取得してページを公開したらすぐにリンクがつくことが見受けられます。これは従来からリンクされていたものが検索エンジンによってリンク先、つまり自分がアップしたoldドメインサイトが再認識されたためです。
真新しいドメインを取得すると、長い時は数カ月経っても検索結果に現れない、つまりインデックスされていないこともあります。被リンクを得るのも並大抵の努力では難しいのも現実です。こういった苦労を回避するために中古ドメインが利用されるのですが、自分で思い入れのあるドメインを考え付いたなら大いに取得することをお薦めします。そもそも使われなくなったドメインの最初の持ち主も同じ思い入れで取得したに違いないでしょうし、それを何年にもわたって育て上げてきたと考えれば、同じように真新しいドメインを育てていくのも、それは将来のためにまた重要なことでもあるといえます。
あらためてSEOの視点で見た中古ドメインの種類を下記にまとめてみました。
- 以前に誰かが所有していたドメイン(商標保護などの目的で取得だけされたもの)で期限が切れたドメイン
- 以前に誰かが所有していたドメインで、そのサイトも存在していたがサイトだけが何らかの理由でサーバーから消え、ドメインだけがその後も所有され続けていたもので期限が切れたドメイン
- 以前に誰かが所有していたドメインで、そのサイトも存在していたがドメインの期限だけが切れてしまったドメイン
- 上記の中で期限が切れて間もない(仮に48時間以内とします)ドメイン
- 上記の中で期限が切れて長期間放置(所有者不在)されている(仮に48時間以上とします)ドメイン
- 上記5項目のいずれかまたは複数に当てはまるが、検索エンジンからペナルティを与えられたドメイン
以上のように中古あるいはold(オールド)ドメインと言っても、様々な種類があることが分かると思います。48時間と記した項目がありますが、経験則からの時間で、Googleがページランクや被リンクをリセットする(無かったこととする...つまり新規ドメインの扱いになるということ)までの猶予時間です。これは期限が切れたドメインを取得し、かつサイトを立ち上げてリセットから免れることのできる時間と理解して差し支えないでしょう。
逆に48時間以上経過してしまうと、ドメインのページランクや被リンクがリセットされるばかりでなく、Googleにインデックスされていたページも削除されてしまいます。まれに期限切れの中古ドメインを取得したらサイトが存在しないにも関わらずページランクがついているということがありますが、これはGoogleのリセットを免れたのではなく、ページランクの次回更新時まで無意味についているだけの場合があります。この点には注意を要します。
ページランクを引き継いでいる場合はGoogle検索窓にsite:●●.comなどを入れて旧ページが残っていれば有効とみて差し支えないでしょう。但し、リンク元の評価はもちろん、取得した中古ドメインで立ち上げた新しいサイトが以前のものと内容が違うわけですから、検索エンジンの評価も当然変わります。したがってページランクの次回更新時にページランクが下がったり、無くなったり逆に上がることもあります。また検索順位も大きく変わることもあります。さらにインデックスされている旧ページが検索順位などの邪魔(上位表示の障壁になる)をすることもあります。
